大麻を楽しんでいる男女
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大麻の効果ってどんなの?期待されてる効能や作用する仕組みを解説!

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カナダやウルグアイのように大麻を完全に合法化している国やタイや韓国のように医療用の大麻だけ合法化としている国があります。近年、大麻合法化は政治やビジネス、医療など様々な分野から注目されています。

なぜ大麻が最近になって注目されるようになったのか?また、なぜここまで注目度が大きくなったのかなど、大麻に秘められた効果や効能を説明しながらお伝えしていきます。

 

大麻の効果、効能は?

大麻には精神活性作用のある成分が含まれており、使用すると普段の感覚とは違う体験をすることができます。心拍数が増加したり陶酔感を感じる為、お酒に酔っている感覚に近いと思います。

たまにニュースで、大麻はダウナー系(ぐったりしてしまう)だと紹介されていますが、大麻の中でも大きく分けるとリラックス系とアッパー系(活力、エネルギー系)の2種類があります。

活力系は、ハイキングの際に使用したり、料理やアートなど何かを作る時の創造力アップに利用されたり、日中に消費されることが多いです。リラックス系は、家で映画を見たり、仕事終わりや寝る少し前に使用されたりするなど、どちらかと言えば夕方から夜にかけて利用されることが多くなります。

他にも集中力の増加や鎮痛作用、食欲増進、高揚感、多幸感など様々な効果が大麻にはあります。

 

大麻の効果が嗜好/医療/治療などの多分野で活躍

そんな様々な効果を持つ大麻は医療や治療、また嗜好品として多くの方に利用されています。医療の分野では放射線治療に伴う吐き気や食欲不振をサポートする為に大麻が利用されていたり、癌自体を撃退してくれる治療薬としても注目されています。

また、隣国のタイと韓国では既に医療大麻が解禁されており、タイに関しては政府が管理する大麻クリニックも開設しています。タイの大麻クリニックでは慢性的な痛み(腰痛や関節痛など)を持つ患者に1万本の大麻オイルを配布したことで話題になりました。

但し、お酒やたばこ、また砂糖も同じですが用法用量を守り正しく使わないと頭痛や吐き気がしたり、被害妄想で急に不安になったり、時間や記憶の認知に変化が生じるなど、デメリットも発生します。特に初心者の多くの方が用量を見誤り、バッドトリップと言われる状態を経験してしまうので注意しましょう。

 

大麻効果の活用例

様々な効果が期待されている大麻ですが、実際はどのような効果を期待されているのでしょうか。また、どんな場面で活用されているのでしょうか?ここからは具体的な活用例と合わせてご紹介してきます。

・医療、治療目的で大麻を利用している方達が期待する効果

 

抗がん作用:大麻の成分ががん細胞を自滅(アポトーシス)を誘発する働きをしてくれます。

吐き気を抑える:医療としては抗がん剤投与などで吐き気を抑えるために利用されています。二日酔いなどにも効果があると言われており、健康な人でも吐き気を抑えるために大麻を利用します。

鎮痛作用:大麻には痛みを緩和してくれる効果がある為、アメリカやカナダではひざなどの関節に慢性的な痛みを持つ高齢の方達によく利用されています。

睡眠改善:大麻には不安を抑え、睡眠を促す効果があるため、不眠症の患者にとっては重要な役割を担っています。

食欲増進:体が弱ってしまうと食欲がなくなってしまいます。がん治療を行っている患者にとっても例外ではありません。がんと闘う為には食事を取り、栄養を摂取する必要があります。そんな患者に対して大麻の食欲増進効果を活用している例もあります。

精神作用:大麻にはトラウマからくる不安などをコントロールしてくれる作用があります。過去の嫌な体験がフラッシュバックのように蘇るPTSDという病気に有効とさてれおり、アメリカの引退した軍人など多くの方に処方されています。

抗炎症作用:大麻の成分を利用することで炎症を抑える効果を得ることができます。

アルコールや薬物依存からの脱却:アメリカではアルコールやオピオイド系の薬による依存症が問題となっており、アルコールや薬物の使用から抜け出す方法として大麻が注目されています。大麻は離脱症状を抑えることができると同時に、それらより副作用が少ない代替の医薬品として利用できます。大麻が解禁された地域では実際に依存性の強いオピオイド系の売上が下がったというデータも出ました。

てんかんやなどの難病治療:痙攣などの発作を起こしてしまう癲癇(てんかん)という難病があります。てんかんの患者が、大麻オイルを摂取することで一日100回あった発作が、2年半近く発作がない状態になった例もあります。

 

・ 嗜好目的で大麻を利用している人たちの理由と期待する効果

 

ハイ、精神活性作用、陶酔感:たくさんの人がテイションを上げたり、酔った感覚を味わうために大麻を利用します。大麻製品を選ぶ際に陶酔感を強く感じられるかを重要視する人も多く、お酒に例えるとアルコール度数の高いものがよく売れている印象です。

リラックス効果:こちらも大麻を消費する理由としてもっとも上げられる理由の一つです。不安を取り払い、ストレスを軽減してくれる大麻はリラックス効果をもたらしてくれます。合法の国では仕事終わりの一杯、ではなく仕事終わりの一服として、大麻が嗜まれています。

集中力や創造性のアップ:単純作業や何かクリエイティブなことをする際によく大麻が利用されます。例えば絵を書いたり、部屋の掃除や模様替えなどが相性が良いとされており、計算や細かい作業にはあまり向いていないようです。

楽しく笑って時間を過ごしたい:大麻を消費すると楽しくなり、大した事でもないのに爆笑してしまう事があります。友達と外出したり、カップルでデートの際に一緒に喫煙するなど楽しいひと時のスパイスとして活用されています。

すべてがピースでラブリーになる:大麻を吸うとリラックスし、ストレスが軽減されるため、イライラすることが少なくなります。おおらかになる傾向があり、感謝の気持ちが湧き出てきて平和な気分になったりします。ラッパーのスヌープ・ドッグはインタビューで「仲の悪い者同士を部屋に閉じ込め、そこに酒を持っていけば殺し合いが始まる。でも大麻ならみんながハッピーになれる」と大麻とお酒の違いを説明しています。

音楽や映像、アートが感銘深くなる:大麻の効果が出始めると、音楽がいつもよりきれいに聞こえたり、映像がダイナミックに見えたりするなど、神経が研ぎ澄まされた感覚があります。映画を見る前やコンサートやイベントで大麻を消費する人は多いです。

 

腹ペコになって食欲増進:医療、治療の部分でも説明しましたが、食欲増進は健康な人でも恩恵を受けることができます。例えば、焼肉の食べ放題やビュッフェなどに行く際、「今日はたくさん食べてやろう。」と意気込むタイミングこそ大麻の出番です。

食べ物が美味しく感じる:5感が鋭くなると当然、味覚にも変化が生じます。甘いアイスクリームやケーキはいつもよりも甘く感じ、ピザやBBQなどは更に濃厚に感じます。美味しく感じるのと食欲増進の作用が組み合わさり、食事を止められないかもしれません。限界まで食べてしまわないように注意しましょう。

冷静に自分と向き合うことができる:大麻の精神作用を利用してヨガや瞑想を行う方がいます。宗教とも繋がりの強い大麻は神との通信の手段として儀式で利用されていました。精神の矢印が外側(社会)ではなく内側(自分自身)に向くため、自分自身との対話に利用される場合もあります。

睡眠を促進して熟睡する:大事な打ち合わせの前日に不安が募ってなかなか寝付けない、もともと睡眠が浅く疲れが取れないなど、睡眠に関するお悩みをお持ちの方に多く利用されています。大麻成分が入ったオイルを就寝前に摂取することで寝つきが良くなり、寝起きもすっきりした気分で迎えられます。

栄養価の高い種を食べて健康に:大麻の種は麻の実やヘンプシードという名前でスーパーフードとして販売されており、健康食品やダイエット食品としても注目を浴びています。大麻の種は栄養価が高く七味唐辛子の中にも含まれています。

 

肌の荒れやニキビなどの炎症を抑える:美容や健康食品として大麻の成分を活用したローションやクリーム製品が出てきています。著名人も自らブランドを立ち上げるなど美容、健康業界でも大麻が注目されています。

筋肉痛などの痛み止め:ランニングやジムでのトレーニング後などに、筋肉痛の予防や早期回復を目的によく利用されます。

 

・注意点や過剰摂取による逆効果

目や喉が渇く:大麻の副作用として良くあげられるのがこちらの症状です。喉はカラカラになるので水分補給をこまめにする事がおすすめされています。ドライアイが起こり、充血して目が赤くなることも頻繁にある為、痒みを伴い場合などは目薬を用意しておくとよいでしょう。

気持ちが下がり落ち込んだり、被害妄想がおこる場合がある:いわゆるバッドトリップと呼ばれる状態で皆に監視されていたり、警察官に追われているいる感覚に陥ることがあります。そんな時はパニックにならず深呼吸をしたり横になって症状がましになるまで安静にしておきましょう。

吐き気を催し、嘔吐する場合がある:大麻の過剰摂取だけではあまり発生しませんが、お酒を飲んでアルコールも摂取している状態だと気を付ける必要があります。大麻の効果は割と早く実感でき、アルコールのように後から効いてくるということではない為、比較的コントロールは難しくないと言われています。

影響下にある時は物忘れやど忘れが起きる:注意散漫になったり、短期的な記憶に影響が出てしまう場合もあります。大麻の影響下にある場合は大事な約束などは控えるようにした方が良さそうです。

 

大麻は体にどのように作用し、どんな成分が含まれますか?

大麻にはたくさんの効果や利用する理由がある事を説明しましたが、なぜそのような効果があるのかもう少し、深堀していきます。大麻にはカンナビノイドという100種類以上ある化合物が含まれており、このカンナビノイドが私たちの体に作用し、様々な影響を与えてくれます。

 

代表的なカンナビノイドはTHC(テトラヒドロカンナビノール)、CBD(カンナビジオール)と呼ばれる2つの成分です。THCは精神活性作用のある成分で陶酔効果があり、CBDには精神活性作用がなく、炎症を抑えたり、睡眠を欲心する効果などがあります。その為、THCは娯楽目的で利用する人に好まれており、CBDは健康や治療目的で利用する方に好まれています。

大麻の成分が私たちに影響を与えるのは、体内にあるCB1受容体・CB2受容体という2つの受容体がTHCやCBDなどのカンナビノイドと結合して反応する為です。受容体とは、ホルモンや神経伝達物質などの物質と結びつき、細胞の反応を生じさせるタンパク質の一種で、外部の刺激を受取り、細胞の内部に伝える役割を持っています。

ではなぜ、私たちの体には大麻の成分に反応する受容体を持っているのでしょうか。それは大麻が持つカンナビノイドと似た成分を私たちの身体が作っているからです。

体内に存在するカンナビノイドを『内因性カンナビノイド』と呼び、大麻に含まれるカンナビノイドを『植物性カンナビノイド』と呼びます。現在知られている内因性カンナビノイドはアナンダミドと2-AG2があります。

 

内因性カンナビノイドのアナンダミドと植物性カンナビノイドのTHC(テトラヒドロカンナビノール)は記憶、認知、食欲、運動、鎮痛、睡眠、感情などに関与しており、脳、中枢神経系、結合組織、子宮、心臓血管系、消化管、すい臓、骨、肝臓などに存在するCB1受容体に作用します。

一方、内因性カンナビノイドの2-AGと植物性カンナビノイドのCBD(カンナビジオール)は主に、炎症の軽減、免疫反応の調整に関与しており、末梢神経系、免疫系、消化管内に多数存在するCB2受容体に作用します。

内因性カンナビノイドは恒常性を整えるのに重要な働きをしており、十分に生産されていないと、体内のバランスが乱れ、睡眠障害や食欲不振などさまざまな症状を引き起こしてしまいます。

大麻が治療や医療の分野で注目を浴びているのは、カンナビノイドを外部から取り入れてカンナビノイド不足を解決することで、身体の調子を保つことができると期待されているからです。

 

■まとめ

大麻の効果や活用例を述べてきましたが、 大麻が持つ成分が人体に素晴らしい効果を与える可能性がある事は知ってもらえましたでしょうか?世界で初めて大麻を合法化したウルグアイに続き、2018年には先進国のカナダが第二カ国目となる大麻合法化国となりました。またアメリカでも半分以上の州が医療大麻の合法化を行っており、嗜好品としても複数の州が大麻の所持や栽培を認めています。

合法化に伴い、禁止されていた時代では余り行えなかった研究も進み、医療分野だけでなく資源や代替エネルギーとしてもたくさんの恩恵を受けられると分かってきています。

これからは大麻を悪いものだと決めつけるのではなく、活用する方法を探っていくことが重要なのではないでしょうか。

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