医療大麻 HIV エイズ
医療大麻 HIV エイズ

医療大麻はどのようにHIVの症状を緩和し、進行を遅らせるのか?​

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現在、市販されているHIV(ヒト免疫不全ウイルス) / エイズ(AIDS)の薬はウイルスを減少させ、症状を緩和させることができますが、中には副作用として頭痛や吐き気などを引き起こしてしまう薬が数多く販売されています。補完的な薬として、大麻がHIVとエイズ患者の生活を向上させることができると注目されています。

大麻は食欲促進としてよく知られており、HIV / エイズの食欲不振および発熱や下痢が続いたりする消耗症候群と呼ばれる症状を抑えるために使用されています。実際、大麻はHIV / エイズ患者の気分の良さ、合併症の治療、そして処方薬の副作用の緩和に役立つ可能性があることを示唆している研究もあります。

研究

エイズの流行は、医療用マリファナの動きの原動力であり、エイズは大麻植物の薬効を実証するのを助けた最初の病気でした。大麻の医療目的の使用に関する初期の研究は、HIV / エイズ患者の治療に焦点を当てていました。

サンフランシスコ大学の統合腫瘍学者で、マリファナとエイズの相互作用を研究した最初の研究者の一人であるDr.ドナルド アブラムスが行った研究では、大麻は患者のウイルスレベルに有害な変化を引き起こさないことがわかりました。2000年に終了したこの研究はまた、大麻が免疫系に対する病気の進行を減らすことができることを示唆しました。

2017年のミシガン州立大学の研究では、HIV / エイズ患者の半数に起こる精神的な衰退の過程を大麻が遅らせる可能性があることがわかりました。具体的には、大麻のTHCは、HIV / エイズ患者の脳細胞炎症のレベルを、「HIVに感染していない健康な人にかなり近いレベル」にまで低下させました。

カミンスキと彼の共著者マイク リッゾは、大麻がアルツハイマー病やパーキンソン病のような脳細胞の炎症に関連する他の病気を治療することができかもしれないと表明しました。

追加で行われた研究では、THCがもたらす抗炎症作用がHIV / エイズの治療する上で、最終兵器になるかもしれないことを示唆しています。Journal of Acquired Immunodeficiency Syndromesに掲載された2017年の研究によると、THCはHIVがエイズに進行するのを防ぐ可能性があります。研究者らは、THCが高レベルになると、エイズの進行につながる可能性がある形質細胞様樹状細胞(pDC)の活動を抑え、数を減少させる可能性があることを発見しました。ルイジアナ州立大学の研究者によって実施された2014年の研究では、THCがサル免疫不全ウイルス(SIV)に感染したサルのウイルス量を減少させることを発見しています。

患者からの観点

アメリカでエイズが最初に診断されてから40年近く経っても、この病気はいまだに偏見があります。「マリファナは薬? 2000年の論争の背後にある科学」の作者で、バージニア州出身の41歳の劇場技術者が匿名で実体験を共有することに決めたのはそういう背景があったのかもしれません。

匿名のHIV患者は、次のように述べています。「13年前、私はHIV陽性であることがわかりました。それ以来、私はAZT、ddI、d4T、Crixivan、Viracept、Viramune、Bactrim、Megaceなどを使っています。薬は私に希望を与える一方で、体を蝕みました。吐き気、下痢、倦怠感、嘔吐、食欲不振は常に付きまとうものになりました。薬の副作用に人生を支配されてから3年後、医者から多くの問題に対処する簡単で効果的な方法を提案されました。この救済策は私に食欲を与えてくれ食事を助けてくれました。また、一般人のように問題なく生活できるようにもなったのです。しかし、同時に私は犯罪者になりました。その治療法とは、もちろん医療用マリファナのことです。」

他にもHIV患者で引退した元空軍の船長ケイス ビネスは、2013年に非営利団体に、医療用マリファナのおかげで自分の命を救われたと語っています。「私のマリファナの使用はかなり控えめです。私は食べるために、夕方に、週に2〜3回だけ喫煙が必要です。マリファナが不要な時間帯もあります。営業時間前や営業時間中は喫煙しません。私はマリファナにはまっていません。」

ビネスの経験は、大麻でHIV / エイズを治療することの利点について何人かの医療専門家が言うことと一致しています。

専門家の意見

カリフォルニア大学サンフランシスコ校の医学部の助教授であるDr. ケイト スカンネルがHIV / エイズ患者の治療において観察しているのは、疲労との闘い、体重減少の軽減、そして痛みの減少です。スカンネルは、セーフ アクセス誌の2013年の情報誌「HIV / AIDS and Medical Cannabis」で、「マリファナを病気や死にゆく人々の手の届かないところに置く連邦政府の強迫観念はぞっとするようなものだ」と述べました。

カリフォルニア大学デービス校医学部の臨床医学教授であるDr. ネイル フラインは、医療用マリファナをHIV / エイズ患者だけでなく終末期や苦しんでいる人にとっての強力な選択肢と見なしています。フラインは、「HIV /エイズと医療大麻」の中で、「マリファナは、要するに、病気や薬による副作用によって引き起こされる激しい苦痛を軽減することによって、病気や死にゆく人々の自立を助けることができる」と述べました。UCDエイズと関連疾患クリニックを設立し、「私の心には、重症の患者さんにとって、マリファナが生と死の違いを生む事に役立つことは間違いない」と述べました。

最後に

大麻の医学的使用は、さまざまなHIV / エイズの症状に対する広範囲の治療の可能性を示しており、患者に対する補完的治療法としても有益であるかもしれません。

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