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インディカとサティバの分類は意味がない!?代わりに見るポイントとは?

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大麻について調べていたり、ディスペンサリー(大麻販売店)をぶらぶらしていると、「インディカ」、「サティバ」、「ハイブリッド」という用語を少なくとも一度は耳をしたことがあるでしょう。これらの3つの用語は、大麻の属性と効果を説明するために最も一般的に使用され、大麻食品やヴェポライザーのような製品でさえも、この用語を利用したりしています。

それぞれ一般的に、インディカはリラックス、サティバはエネルギッシュ、ハイブリッドはこの2つのバランスを表していると言われています。しかし、これらの分類は正確なのでしょうか?そしてもっと重要なのは、大麻を選ぶ際、求める効力や効果に対してこれらの用語を利用することは正しいのでしょうか?

実際、大麻に対して知識を持っている方達のほとんどは、これらの用語は必ずしも正確ではないと述べています。ここでは古くから活用されてきた、インディカ、サティバ、ハイブリッドの分類がゆっくりと衰退し始めている理由と、この用語の代わりに見るべき項目について説明します。

 

インディカとサティバの歴史

1700年代後半、フランスの生物学者であるジャンバプティストラマルクは、現在知られている2種類の植物をウィード、ガンジャ、マリファナ、または大麻と分類し、この時、分類された植物がカンナビスサティバとカンナビスインディカでした。カンナビスサティバは、明るい色の先のとがった形の葉と高く伸びる植物を指しており、カンナビスインディカと特定された種は、より面積の広い暗い色の葉を持つ東部起源の短い植物を指しています。

当時は厳密な研究所でのテストは行われていませんでしたが、この時代のTHCレベルは現在の大麻市場で見られるレベルよりもはるかに低かったと言われています。

今日、大麻業界の大部分の人々は、インディカとサティバのカテゴリーは特に役に立たないことに同意しています。HelloMDの最高医療責任者であるパトリシア・フライヤー博士は数十年にわたる交配により、純粋なインディカ種またはサティバ種はほとんど残っていないと語りました。18世紀の植物分類は、「地形学または植物の外観に基づいており、遺伝学または植物が使用者に与える影響に基づいていません。」

言い換えれば、植物の成長する高さ、葉の形状、さらには推定遺伝学に基づいてインディカ、サティバ、またはハイブリッドとラベル付けされている場合、消費者への影響とほとんど相関がありません。

 

インディカとサティバが信頼できるカテゴリではない場合、代わりに何を見て探すべきですか?

カンナビノイド含有量

もちろん、ここでの答えは、あなたが大麻の効力として何を求めているのか、何を達成しようとしているかによって異なります。医療用と娯楽用の消費者は異なる目的と基準を持っている可能性があり、個人によって最も役立つ大麻化合物(別名カンナビノイド)の含有量、バランス等が変わってきます。

大麻を利用する目的が何であれ、THCとCBDの含有量、およびそれらの比率はとても重要です。THCは大麻植物の精神活性特性に関連しており、癌、痛み、不眠症の治療に多くの医学的用途があります。非精神活性カンナビノイドであるCBDは、発作、不安、炎症などの緩和に使用されます。嗜好品として大麻を消費する方は、自分がどのように感じたいかによって、THCとCBDの両方をさまざまな比率で評価していかなければなりません。

フライヤー博士によれば、患者は最初に大麻のTHC濃度を考慮し、次にどのくらいのバッズを消費したいかを決定する必要があります。THCの濃縮物は過去10年間で需要が急上昇しましたが、THCが多いことが必ずしも良いとは限りません。必要量を超える用量は症状を悪化させる可能性があります。

THCV、CBG、CBNのような他のカンナビノイドも潜在的な用途と利点について注目を集め始めています。しかし、これらの化合物の割合を表示、または宣伝している品種はほとんどありません。

テルペン組成

カンナビノイド含有量を確認した後は、大麻品種に含まれるテルペンについて見てみましょう。テルペンは、花粉媒介者(蜂やてんとう虫などの昆虫)を引きつけ、更に捕食者を抑止することに役立つ芳香族化合物です。新鮮な、または保存状態の良い大麻の花穂の香りを吸い込むと、フローラル、フルーティー、ハーブ、スパイシー、さらには「くすんだ」香りがテルペン含有量の証拠として感じることができます。大麻に含まれる最も一般的な6つのテルペンである、ミルセン、リモネン、ピネン、テルピノレン、リナロール、およびカリオフィレンはそれぞれ、消費者の体験を左右し、いわゆる「アントラージュ効果」を通じてカンナビノイドと相互作用する特性を持っています。

フライヤー博士は、より良い睡眠を求める患者にミルセンまたはリナロールを含む大麻品種を勧めており、痛みを和らげるには、リモネンとベータカリオフィレンが最も効果的であることを博士は発見しました。博士は、気管支拡張作用と抗炎症作用を有するテルペンであるピネンを喘息またはCOPDの患者に推薦し、うつ病の患者にはリモネンを多く含む株を推奨しています。博士は、これらの推奨事項はこれまでのところ、患者の臨床経験に基づいていますが、研究には基づいていないと付け加えました。

さまざまなテルペンの構成は、よりリラックスしたい、またはより活力を得たい、などの目的にとても影響します。この2つの大まかな目的はインディカ種=リラックス、サティバ種=エネルギッシュ、という分け方に似ていますが、これらの要因を決定するのは、植物の系統またはその形態(形状と外観)ではなく、テルペンの種類と含有量です。

SC Labsのクライアントリレーションシップの共同設立者兼ディレクターであるAlec Dixon氏は、テルペン分析は「大麻を理解し、効果を推測する能力」につながります、と述べています。カリフォルニアとオレゴンに施設があるSC Labsは、テルペン含有量について85,000~90,000のバッズサンプルを分析しました。クラスタリングアルゴリズムを使用してデータの並べ替えと分析を行うことで、視覚画像を使用してカンナビノイドとテルペンの内容を反映する新しい分類システムの開発を支援しました。

花穂に現れるカンナビノイドとテルペンの構成の無数の組み合わせを考えると、あなたにぴったりの栽培品種を見つけるのは難しいかもしれません。しかし、分析されたサンプルの98%は、比較的均一な効果で12のカテゴリに分類できるとディクソンは言います。

ただし、注意すべき点は、大麻の化合物が人の内因性カンナビノイドシステムと複雑な方法で相互作用するという事実です。「あなたがどのように感じるか、また私がどのように感じるかを決定する変数がたくさんあります。」とディクソンは言いました。他の要因の中でも特に、耐性、代謝、およびライフスタイルが影響します。大麻植物は薬用植物であり、加工された医薬品ではないため、合成化合物の予測性を提供することはできません

 

インディカ/サティバの二つの分類が続くのはなぜですか?

植物の微妙で複雑な性質について「インディカ」と「サティバ」がまだ日常的に使用されていることに多くの方達が困惑しています。その理由の一部は、大麻の高度なラボテストがまだ新しいという事実にあります。たとえば、SC Labsは10年間ビジネスを展開しており、そのうち8年間テルペンテストを実施しています。何千年という大麻植物と人類の歴史の中で、ある品種と別の品種の明確な違いを理解する厳密で信頼できる方法はほとんどありませんでした。その為、大麻植物はディクソンによって、インディカとサティバに分類されたのです。

フライヤー博士は、現在、インディカとサティバへの継続的な言及はマーケティング用語にすぎないと考えています。多くの人たちが、バッズの煙を吸ったり、蒸気の吸引後、眠くなったり、リラックスしたりすればインディカと呼び、エネルギーを感じると、サティバと呼ぶと話しています。「しかし、肝心なのは、種に関して述べる事はほとんど意味がないということです。」

これに応えて、一部の新しい大麻会社は、「OG Kush」や「Sour Diesel」などの初心者向けの難解な名前に頼るのではなく、花や他の製品に名前を付け始めました。たとえば、花のブランドCannadescentは、単純なインディカ/サティバの分類ではなく、カンナビノイドとテルペンのプロファイルに基づいて、「Create(創造的)」または「Calm(穏やか)」という分類で系統を扱っています。但し、「Calm」と呼ばれる品種であっても、個人の内因性カンナビノイドシステムやその他の要因がある為、体験は人それぞれであり、主観的な体験に依存しています。

 

テルペンのテストとラベリングが必要ですか?

ネバダ州の医療用や成人用市場、およびオクラホマ州の医療用マリファナプログラムでは、いずれも政府の認可を受けたディスペンサリーで販売されているすべての花に対してテルペンテストが必要です。しかし、最大の市場である北米はそうではありません。たとえば、カリフォルニアでは、企業がマーケティングまたは包装材料で特定のテルペンプロファイルを主張する場合にのみ、テルペンテストが必要です。

ディクソンは、国が義務付けているテルペン試験が、彼のビジネスに間違いなく恩恵をもたらすことを認めています。しかし、それは安全性の問題ではなく、カリフォルニアにはすでに堅牢なテスト体制があるためだと、彼は述べ、更に「既存の要件に追加することが理にかなっているかはわかりません。より多くのテストが業界にとって必ずしも良いとは限りません。」と話しています。

ただし、消費者がこの種の情報を求め始めた場合、業界は対応し始めるでしょう。主要な栽培者と流通業者は、テルペン含有量の観点から製品を強調し始めており、他の業者もそれに続いて動き始めています。

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